品質保証部 品質保証課(2023年当時)
2022年 中途入社
薬学部 薬学科 卒業
入社の経緯は?
私はこの会社に転職する前、薬局2社と海外向けに輸出を行うベンチャー企業で勤務をしておりました。コロナ禍を契機にベンチャーからの転職を余儀なくされましたが、その際に地方にもしっかりとしたものづくり企業が多数あるということを知り、そのような会社で働きたいと考えるようになりました。その中でも薬剤師免許を活かせる仕事を探していたところ、地元香川県にものづくり企業である当社を発見し、ご縁もあって入社する流れとなりました。
入社前と入社後のギャップについて
入社前は工業製品、医薬用が主力であると思っていましたが、入社してみるときのこの栽培に役立つ製品を製造していたり、バイオ関係の研究に力を出されていたりすることから、事業範囲の幅が広いなと感じました。
現在の業務について
簡単に言いますと、医薬品が正しく製造されていることを確認し、正しく市場に出荷することに責任を持つという業務に従事しています。
医薬品というものは、単に作ってそのまま出荷してはなりません。なぜなら医薬品には品質不良による影響が他の製品よりも大きいという特徴があるためです。このように品質リスクのある医薬品が患者さんの手に届かないよう、品質を保証する業務をしています。
具体的には書類の監査や、法律や省令の確認をし、関連法規に適合して製造できているかどうかの確認を行います。一部の責任者には要件に薬剤師であることが求められますので、薬剤師免許を保持していることも役立ちます。製造方法について判断を求められることもありますが、その際にバックボーンとして薬学に関係する知識を知らなければ難しい内容もありますので、薬学部で学んだことは役に立っていると感じています。
今後について
品質保証課の業務の性質上、他の課の方々とコミュニケーションを行う必要があります。そこで話を聞いた時に、社内のチャンスや課題がわかることもあります。この特徴を活かして、社内全体に貢献できる活動を実施していきたいですね。
なおコミュニケーション活性化の一環として、時間がある時に社内有志で筋トレ会を実施しております。ボディビルダーとしての経験があるので、筋トレ好きの方には喜んでもらっております(笑)
Message学生へメッセージ
薬剤師免許取得を予定されている学生さんの就職では、薬局や病院、製薬会社の研究開発職やMR*職が思いつくでしょう。しかし、薬剤師の資格を活かした職は他にも多数あります。注目されていなかったり、一見人気がなさそうな職種が逆にやりがいがあったり社会から求められたりすることもあります。私も学生時代、品質保証職について考えることはありませんでしたが、今は面白く仕事をしております。
可能性を狭めず、まずは広く周囲を見て仕事を選択するのもありだと思っています。
* MR…「Medical Representatives(医薬情報担当者)」の略で、製薬会社などに所属する営業担当者の事。医療関係者に自社製品の有効性や安全性に関する情報を提供し、現場に採用してもらうことを主な業務とする。
1日の流れDays
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7:30出勤
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8:00始業
メール、本日のスケジュールの確認
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8:30業務
教育訓練資料、社内文書等の作成
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10:00業務
書類の記載事項の正確性・妥当性の確認(照査)
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12:00昼休憩
社員食堂にて昼食。時間があればキャッチボール、周囲のゴミ拾いを実施
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12:45業務
仕様変更について他部署を含めてのミーティング
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14:30業務
教育訓練実施
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15:30業務
報告書、議事録等の作成
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16:30退勤
帰宅後は筋トレ